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私の初恋[実話]

第2章 いえない


翌日の放課後、私は帰り際に
A組の男子に呼び止められた。

「あいつ、もう行ったから!」

私はその人の言葉を無視するように
通り過ぎ、昇降口の前に向かった。


「あ、あのさ、ごめん。
突然呼び出して...。」

予想的中なのかな。
相手は光だった。

「うん。なに?」
なんとなく言われることは
予想できたけど一応聞いてみる。



「藤咲のことが好きです。
付き合って下さい。」

彼は顔を真っ赤にしながら下を向いた。


「いいよ。」

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