私のはなし…。
第2章 * はなし1
ある日、真菜という友達が言っていた。
「 翔は朔弥のことが好きらしいよ!」
嬉しさ、恥ずかしさ、
いろんな気持ちが混ざって
頭が痛くなった。
また違う日、数人の男子が私の所に来て
言った。
「お前の好きなタイプ教えて!」
私は思った。
そんなこと聞いてどうする?
なんでにやけてるの?怪しすぎる。
「なんで?」
「なんでも!」
私はイラっときて
歌が上手いだの、運動ができるだの
適当に8個くらい条件をあげた。
すると、
「ありがとう!」
そう言い放って
男子達は走っていった。
翔のもとに…。
確信した。
そうだったらいいなと思った。