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存在しない猫

第1章 傷

気づけば独りで生きていた
いつも孤独で何もない日々を過ごしていた

戻る場所はあっても帰る場所はない
誰一人として私を温かく迎えるものなどいなかったのだ

それが苦しかった、存在を否定されていることが
そして自然と自分自身を否定してた、苦しかった

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