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男気花飾り。

第20章 初詣は控えめ振袖が“吉”

お兄さんはニコニコとしながら、俺を見る…



うわ…罪悪感…


年明け…この人と学校で会うんだよなぁ…



複雑…




空を見ると…ちょっと…


切れてる?あれ?



『…ちょっと…失礼します』



笑って、俺と孝君の腕を掴み!


空は、書店を出た!!!




『…ちょっと…何?
あの場は、知り合いです…で!スルー出来たでしょ?何!!!ややこしくしてるんですか!』



空が、孝君を攻め立てる!

孝君は…背の小さい空に下から怒られて…恐縮している…


「…威圧?雰囲気に…負けました」



空は、はぁ〜っと大きくため息をつくと…



『真面目そうなお兄さんですね…マーちゃんの趣味や…恋愛には、偏見を持ってるタイプかもしれませんし…ここは黙っているが…正解かもしれません…』



俺と孝君は、うんうん!と頷く…



『私たちは…もう帰ります!これ以上かかわると―「お〜い、孝…立ち話もなんだから、昼食べるか〜」




書店から会計を済ませたお兄さんがニコニコしながらファミレスを指差す…




『あ……いや…』



「ほらほら、遠慮しない遠慮しない!」



お兄さんは孝君を掴むと歩き出す!と…同時に…俺の手を掴む!!!




いやだ―――――!放せ――――――!



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