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男気花飾り。

第20章 初詣は控えめ振袖が“吉”

帰り道は……俺も空も…無言だった




空は、気疲れと…空気の微妙な流れを修正するのに能力を使い果たし…無言…




俺は…真さんの…弟のまともな恋愛を応援する姿に…落ち込んで…無言…




やっぱり…弟の恋人が…【男】って―――――…ショックだよな…





俺の場合は…趣味からして…特殊で…



空も朝姉ちゃんも…それに協力してくれてたし…



俺を…応援してくれる…


この…恋も…背中を押してくれたのは



空と朝姉ちゃんだ―――…





『マーちゃん…大丈夫?』








「うん……」




『私…疲れたから、昼寝して…夜、勉強するよ…


寺長根さんと話したら?
声…聞きたそうな顔してるよ?』




「……どんな顔だよ…」









『泣きそうな顔…』




空は、そう言うと……先頭を歩いた…






出来た…お子様だ……



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