
男気花飾り。
第20章 初詣は控えめ振袖が“吉”
鞄から…スマホを取り出し…
寺の番号を開く―――…
指を動かせは…寺と繋がる
でも――――――…
気が引けた……
頑張ってる寺に…心配かけたくないな…
俺は…そのまま…スマホをベッドに置いた――――――――――…
プルル…プルル…プルル…
ビックっと体が跳ねた!
ベッドの上のスマホが、タイミングよく鳴り出した!!!
その画面は――――――…
「寺!!!?」
寺からだった!
俺は、慌てて!電話に出る!!!
「もしもし!」
《!!!雅?》
耳に流れる…一番好きな声…
寺に…名前を呼ばれる…
それだけで……うれしい…
「寺…寺…」
《…雅…、大丈夫か?》
優しく…囁く声に……ハッとする…
取り乱した!!!
