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男気花飾り。

第20章 初詣は控えめ振袖が“吉”

「なっ!何だよ?寺は…怪我してないか?」



《何か、あったろ?》



ビク…



「何も、ね〜よ!」


少し声が震えた……かも…



《嘘!つくなよ、さっき孝から電話あったぞ!》



「へ……?孝君…から?」


あ〜…孝君が寺に…電話したのか…


じゃぁ……真さんと会った事も、知ってるか…




「…あ〜…真さんと会った。

空と買い物行ってて…書店でばったり。
【女装】してたから…俺が女の子で、寺の【彼女】って事に…流れでそうなって…」




《ふ〜ん…そっか》


な、リアクション薄いな!


「真さん…弟の彼女を…すごく喜んでて……
【男】って言えなくて…【女装】趣味っても言えなくて………」


《で、俺に迷惑が〜…とか…思ってたのか?






雅………好きだよ…》






「んっ!!!なっ!////
こんな///タイミングで?」



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