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男気花飾り。

第2章 フェイクファーの魅力。



「……あ…」
『あ………』
「え……?」




リビングに入ってきたのは…



俺の…姉ちゃん…


皆川 朝(ミナカワ・アサ)19歳

美大一年生…



長身の………黒髪…
濃いめのアイメイク
パンクロック姿の……


姉ちゃん……



手には…バイクのメットを持ってます…




俺は…開いた口が…塞がらなかった…




姉ちゃんは…寺が予想していた…可愛い系の…タイプでは…全くないのだ…




「雅……姉ちゃん二人いるのか?」



『はぁ?
マーちゃんの、お姉さんは私だけだけど?
マーちゃん?誰?この…細マッチョ?』




「ン――――――――…」


俺…今…パニック中!!!



『………………ナンパさん…』



「いや…寺長根です。」



『すみませんが…少々お待ちください…』



空が…俺と…朝姉ちゃんを連れてリビングを出る…



『アーちゃん…』


空は朝姉ちゃんに耳打ちをする…



多分……空の頭の中で何かを弾き出したようだ…



俺は……まだ…パニック中…




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