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一途な恋

第1章 高校入学

「…おーい。俺の存在忘れてねぇ?」
まことが棒読みしてこちらを
見ていた。

「まっ、まこと…!」
私のパニックは続いていた。
まことと話すのは実に一年ぶりくらいで
すごく緊張していた。

「ひか、久しぶり。
って中学一緒だったんだけどな!笑」

と無邪気に笑うまこと。
あぁ、この笑顔が癒される。
私まで顔が綻んだ。

そしてまことは私だけ
名前で呼ぶのだ。

"ひか"

って///

私だけの特権のような気がして
それだけなのに、すごく嬉しいの。


「うん!久しぶり。」

…キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ったので私達は
急いで教室へと向かった。

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