テキストサイズ

彼がロックを奏でたら。

第3章 再び

ドキドキしながらCDケースを開ける。

薄っぺらい歌詞カードに目を通す。

「!」

私の勘が当たった。

歌詞を作っていたのは、正也だった。

同姓同名かもしれない…だけどなぜか確信できる。

これはあの正也だ。

「正…也…」

胸が締め付けられる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ