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彼がロックを奏でたら。

第5章 再会

正也は改めて私に向き直る。

「俺を救ってくれたお前に、ちゃんとした形でアッシュの曲を聴いて欲しかった」

「…!」

「ライブ、来てくれてありがとな」

とびきりの笑顔を私に向ける正也。

気付けば私の頬は大量の涙で濡れていた。

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