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秘密の約束

第19章 麻理の本音

私と麻理は、最寄りの駅が同じだ。

ある日曜日、午後から予備校の自習室にこもろうと考えていた私のケータイに麻理からメールがきた。

”志穂〜生物のプリント見せて…。”

”今どこにいるの?”

”駅のカフェ”

”わかった!今から行くよ!”

”ありがとう!”

ということで、少し早いが家を出ることにした。

カフェに着き、麻理のいるテーブルの席に座る。

「志穂!本当にごめんね…。」

麻理は謝りながら、私の生物のプリントを写していった。

「お腹空いたから何か食べようかなー…。」

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