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「あ！これ美味しそう！」

「志穂が何か頼むならあたしも頼むー！」

頼んだあとは、2人とも勉強せずにずっと喋っていた。

「あ、ねー志穂！聞いた？大場先生に彼女がいるって話！」

(またきたか…。)

「先輩にこの間聞いたよー。」

「あれまじかよって感じじゃない？大場ファンって結構いるから、みんなかわいそう〜。」

そう笑いながら言う麻理の表情が、作り笑いであることを私は見逃さなかった。

「麻理…大場先生のこと…好きなの…？」

「えっ…？」

突然の質問にとても驚いていた。