秘密の約束
第19章 麻理の本音
「志穂…いつから気付いてたの…?」
「麻理が大場先生のお弁当を彼女に作ってもらってるだのなんだの話してたくらいから、なんとなくそうかなぁーって…。」
「さっすが〜…。」
麻理の必死な笑顔が、余計私の心に傷をつけていった。
「大場先生に告るの?」
「まさか!そんなこと出来るわけないじゃん!心配してくれてありがと。でも、いいの。女子校にいる間だけだから、こんな風に先生を好きになることなんて…。」
「なんで…?生徒が先生を好きになっちゃダメなの…?」
「そうじゃなくて、先生には好きな人が、大切な人が他にいるんだよ。彼女が…。」
(あ…。)
それが、私なのか…。
「麻理が大場先生のお弁当を彼女に作ってもらってるだのなんだの話してたくらいから、なんとなくそうかなぁーって…。」
「さっすが〜…。」
麻理の必死な笑顔が、余計私の心に傷をつけていった。
「大場先生に告るの?」
「まさか!そんなこと出来るわけないじゃん!心配してくれてありがと。でも、いいの。女子校にいる間だけだから、こんな風に先生を好きになることなんて…。」
「なんで…?生徒が先生を好きになっちゃダメなの…?」
「そうじゃなくて、先生には好きな人が、大切な人が他にいるんだよ。彼女が…。」
(あ…。)
それが、私なのか…。