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秘密の約束

第21章 年頃の恋

2人の先生がそう言えば、誰も反論する人はいなかった。

(あーよかった。)

会議も終わり一段落した時に、ケータイが鳴った。

志穂かと思って見たら、大学時代の友人の青山一樹からだった。

「もしもし。どうした?」

「亮、今日このあと空いてるか?」

「どうしたんだよ急に。空いてるけど。」

そうして、久々に一樹と呑むことになった。

一樹と会えるのは嬉しいが、彼の声だけを聞いていると何か焦っているような気がした。

とりあえず、会ってみなければ分からないことだ。

だいたいの仕事に区切りをつけて、待ち合わせの居酒屋へと向かった。

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