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秘密の約束

第22章 繋がり

もうすぐクリスマス。

それなのに、私の頭の中にはかほの問題しかなかった。

きっとまゆもだろう。

小学校の時からずっと一緒に塾で勉強頑張って、一緒に遊んで…余計に放っておけなくなった。

かほのことは大好きだ。

だからこそ、助けてあげたい。

でもどうしたらいいのか…

そもそも誰の子供かも分からないのだ。

23日は祝日のため、またかほとまゆと会うことにした。

「かほ、その先生と松永には言った?」

「松永にはまだ言ってない…だって、怖くて…。」

「そっか…。」

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