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秘密の約束

第22章 繋がり

果たしてこの行動は正しいのかどうか、もう私には知る由もなかった。

でも、少しでもかほを助けるには私なりの精一杯の判断だった。

産婦人科の方へ行き、事情を説明した。

受付の人は理解してくれて、違う場所へと案内してくれた。

そこで問診票を書き、名前が呼ばれるまで待った。

しばらくして、かほの名前が呼ばれた。

「かほ、1人で行く?」

「1人は嫌だ…。」

「あたしここで待ってるよ、志穂行ってきな。」

「わかった。」

そして、私とかほは診察室へと入っていった。

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