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秘密の約束

第22章 繋がり

「産みます。」

と答えるだろう。

産む覚悟くらいできている。

昔、と言っても2.3年前の話だが

私は演劇部である役をした。

まさに、今のかほと同じ状況におかれた役だ。

16歳という若さにも関わらず身ごもってしまった。

焦りと自分の愚かさに涙が止まらないのだ。

けれど、好きな人との子供だからこそ産みたい。

好きな人と自分の子供を愛して育てたい。

そんな母性愛のような何かが生まれてくるのだ。

子供が出来たと聞いたときの相手の反応は、やはり最初はいい物ではなかった。

けれど、相手も認めてくれて結局2人で頑張って育てることになったのだ。

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