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秘密の約束

第22章 繋がり

「なるほどね〜。あ、名前言うの忘れてたね。私、安田と言います。よろしくね。

でだ。産むか産まないかの判断にけりをつけて頂きたいんだよ、かほちゃん。

産むにしろ、やめるにしろ、いずれは親御さんに話さなくてはならない。

それくらいのことはあなたも分かってるよね?

相手が分からないってのがちょっと厄介だけど、あなた個人の意見を先に聞きたい。


産みますか?産みませんか?」

私がかほの立場だったら、この場で泣き崩れるかもしれない。

自分の犯した過ち、親に言わなければいけない辛さ。

けれど私がもしかほならば…

私は迷わず

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