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秘密の約束

第3章 数学の授業

「先生できたよ!」

「先生、これで多分あってると思うんだけど…。」

(みんななんでそんな出来るんだろ…。)

「あってるよー!」

先生は手を挙げた人のところへと行き、ノートを見る。

「ほとんどの人が出来てるみたいですね!みんなすごいなぁ…!」

「渚出来たの?見せてよー!」

後ろにいる渚のノートを覗こうとした時、

「神崎さん!前を向こうか〜。」

「私にとっての前は渚なんです!」

「じゃあ先生の方見てくれるかな?」

そんなことを言われてしまうと、屁理屈もきかなくなる。

私は渋々前を向いた。

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