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秘密の約束

第24章 説得

まゆside

かほのお母さんが突然私の家に電話をかけてきた。

”かほがいない”

という言葉を聞いた瞬間、すぐに私は状況が理解できた。

私は驚きよりも、”やっぱり”という気持ちの方が大きかった。

薄々、かほはどこかへ消え去るのではないかとなんとなく勘付いていた。

それでもあえて口にしなかったのは…私なりの精一杯の気遣いだった。

ここで私が口に出せば、かほの計画はきっと崩れてしまう。

それにしても…

やっぱりかほの二股という行為にはいまだに納得は出来ていない。

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