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そんなことを言っていたら、もうすぐお昼休みが終わる時間になっていた。

「「失礼しましたー。」」

優希ちゃんと2人で教務室を出る。

「ねぇ、志穂ちゃん。志穂ちゃんも周りの奴らと同じファン感覚ならやめてくれない？邪魔するの…。」

「は…？なんのこと？」

「大場先生のことに決まってるでしょ。あたし、大場先生のこと、本気だから。邪魔しないでね。じゃっ！」

私は絶句して、前を歩いて行った優希ちゃんの背中を見ていた。

(あ、あれ？優希ちゃんってあんなキャラだったっけ…。もっとフワフワしてて、可愛い系の…。)

また大変なライバルが増えてしまったなぁと思った。

優希ちゃんの変貌振りは、きっとまだ私しか知らないのだろう…。