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秘密の約束

第26章 新たなライバル

次の日、私は数学の教科書を持って大場先生の元へと向かった。

予想通り、先生の所には優希ちゃんがいた。

「せんせーのお弁当っていつも美味しそうですよねぇ♡先生は食べ物は何が好きなんですかぁ?♡」

(腹立つ…。)

私は笑顔で近づき

「唐揚げですよね?せんせっ!」

優希ちゃんの背後から言った。

「あれ?志穂ちゃん、どうしたの?」

「先生に数学聞きに来たの。せんせーこの問題が分からないんですけど…。」

「んー?どれどれ?」

先生は笑いをこらえるような仕草をして、指定された問題を見る。

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