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かほのお腹は、ほんの少しだけ目立ち始めていた。

「本当にこんな遠くまでありがとね。」

「かほの元気な顔が見れて良かった！」

駅からしばらくかほと2人で歩いていくと

「今、ここに住んでるんだ。」

かほがあるアパートの前で止まった。

見た目はとても綺麗で、素敵な場所にあった。

「いいね！！公園も近くにあるし、海も近いじゃん。」

「へへ。海の近くにしてほしいって言ったのはあたしだったんだ。」

「あれ？かほってそんなに海好きだったっけ？」

「去年の夏にみんなで行った海が忘れられなくて…。」

「そっか！あの時、本当に楽しかったもんね〜。」

かほに勧められて部屋へと入る。