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秘密の約束

第27章 かほからの…

「お金はほとんど先生の収入に頼りまくってて…ちょっと申し訳ないんだけど、まぁ先生も私立の教員やってたから多少の貯金はあるんだ!」

「そっか!」

すると突然、かほは俯いて小さな声で聞いてきた。

「志穂…松永は最近どう?」

「あ…。」

(やっぱり、かほは心配だよね…。)

かほが失踪した日以来、私はまともに松永と話していないしもはや会ってもいない。

「特に向こうからあたしの方に連絡きたりとかはないかな…大丈夫だよ…!」

「…ちょっと松永には申し訳無いことしちゃったな…。」

「松永もいい奴だから、かほのこと責めるような人じゃないよ!」

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