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秘密の約束

第28章 松永の心境

やっぱり、松永は良い奴だと思った。

こんなことが起こっても、私は決して松永のことは嫌いにならなかった。

松永は、自分のことだけでなく相手のこともとても考える本当に良い人だということは、小学生の時から知っていた。

かほも、そんな松永の優しい部分に惹かれたのだろう。

はたからみれば、この出来事は松永に非があると言われるだろうが、私はそれでも松永だけが悪いとはおもわない。

松永もかほも、青山先生も…

みんなで笑顔で再会できる日が来ればいいな…

松永と別れた帰り道にそう思った。

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