テキストサイズ

秘密の約束

第30章 高校2年生

しばらくすると、新川先生は1枚の紙を手にして戻ってきた。

「はい、どうぞ。」

「ありがとうございます!」

「神崎さん、部長なの?」

「はい…なんかなってしまいました…。」

「ははは!頑張ってね!」

「はい!」

隣で大場先生がこのやりとりを、目はこちらには向けられていないものの意識はこちらにあることが伝わってきていた。

わたしは急いで、その場を後にした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ