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秘密の約束

第7章 夢

放課後、部活には遅刻連絡ではなく休み連絡を入れた。

先生に会った直後にちゃんと部活出来る自信が無かったからだ。

「失礼しまーす。」

私は静かに入った。

「あーきたきた!」

先生はやはり笑顔で私を迎え入れた。

「なんで進路指導室なんですか?他の先生はみんな職員室前の廊下の机でやってるのに。」

「だって、あそこだとうるさいでしょ?」

「ふーん…。」

(なんだ…それだけの理由か…。)

私は問題集と宿題用のノートを机の上で開いた。

「神田さん、今日どうしたの?」

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