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秘密の約束

第7章 夢

私は一瞬、何が起こったのか分からなかった。

やがて、先生の顔は遠ざかった。

「えっ…?先生…?」

「ありがとう。俺も、好きだよ。」

「う、うそでしょ?」

そう言うと、先生は私にもう一回キスをして

「本当だよ。うそなんかつかない。」

と言った。

「う、嬉しい!」

「はー!よかったー!もう本当、今日の授業始まる直前とか、志穂が俺のこと好きになるとかないないって言ってるから本当泣きそうになったもん!」

「あーごめんなさい!やっぱり聞こえてた?」

「丸聞こえだよー!」

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