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秘密の約束

第7章 夢

ここまで取り乱してしまったらもういいじゃないか。

自分の中でそんな言葉が聞こえた

”もういいじゃないか。”

言ってしまおう。人生初めての告白だった。

「私、先生のことが好きなんです。」

机に突っ伏して、泣きながらそう言った。

先生の顔を見るのが怖かったし、泣き顔を見せるのも嫌だった。

しばらくの沈黙の後、先生は

「志穂…。」

突然下の名前で呼ばれてびっくりして顔を上げた。その瞬間、先生の顔が目の前に来て…

先生は私にキスをした。

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