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秘密の約束

第14章 文化祭

文化祭前日は、一日中準備日だった。

結局、私達は学年で屋台を出すことになった。

(まぁ、しょうがないよね…。)

私は、唐揚げを売ることになった。

学年の準備もそこそこにして、私は部活の準備にほとんど時間を使っていた。

演劇部なので、公演をする。

(先生…みにきてくれるのかなぁ…。)

先生はきっと忙しいだろうと思い、私は特に来て欲しいと頼んではいない。

先生も、自分の受け持つ部活のことで精一杯だろう。

それなのにわがままなんて言えるわけがない。

私は自分に言い聞かせ、準備日は1度も大場先生と会うことも話すこともなかった。

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