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秘密の約束

第14章 文化祭

(よし!驚かしてやろう!)

そうたくらんでニヤニヤした瞬間

「あ!志穂!いたいたー!」

先生と私の間に大川が来た。

大川が私の名前を呼んだせいで、大場先生も私の存在に気付いたらしい。

(あちゃー…。)

「待ってたんだよ!」

「あ、…ごめんごめん。片山は?」

「屋台でなんか買ってる。行こ!学校案内してよ!」

「う、うん…。」

私は先生に申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、大川と一緒に先生の真横を通り過ぎて行った。

(あーまた同じことを…。)

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