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秘密の約束

第14章 文化祭

そう告げると、大川も片山もどこかへ行ってしまった。

「神崎先輩、彼氏さんですかー?」

ニヤニヤしながら、先ほど私を呼んだ後輩が言う。

「ないないない。私、彼氏いないし!」

「えー?本当ですかー?」

「嘘ついてどーすんだよ!」

後輩は大爆笑。先輩までもが笑っていた。

メイクも全て落とし終わり、学年Tシャツを着た。

(大川どこらへんにいるかなー?)

色んな所を探し回り、そろそろ大川に連絡をしようとしていた時、向かい側から久しぶりに見る大場先生の姿があった。

(あ!先生だ!)

先生は忙しさのあまりまだ私には気付いていない様子だった。

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