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秘密の約束

第14章 文化祭

「志穂…。」

「先生…どうしよう…私…。」

言いかけて止まった。前方から森川先生が来たのだ。

慌てて私は違う話に持っていった。

「大場先生、明日の片付け日の時に数学の宿題持って行ってもいいですか?」

「いいですけど、なるべく早く持ってきて下さいね。」

「すみません…。」

なんて今その場で作ったことを話していた。

森川先生は、私達の真横に来ると

「もうナンパされないように気をつけてね。」

「あ、ありがとうございました。」

お礼を言うと、先ほどと同じような意味ありげな笑顔をして去って行った。

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