
痛彼
第20章 祝20章~バレンタインスペシャル~
「こ、これ…」
そう言って一人が全員から受け取り段ボールに摘めた何かを差し出してきた。
「え?」
「バレンタインのチョコですっ!!!!」
あぁ…今日はバレンタインなのか。
あの、害悪どもに汚物を無理矢理渡され持って帰らなきゃいけないあの…
葵はいつも、俺がお返しを買わなくていいように(以前迷いすぎたから)ホワイトデーにくれるから、
俺にとっては最悪以外の何者でもない日な訳だ。
葵、気を使わなくてもいいのに…
まあ、そういうところも可愛い!!
