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痛彼

第20章 祝20章~バレンタインスペシャル~



今年は量が多いし、バレンタインが今日ってことを忘れてたから困った。



取り合えず仕事を終わらせるかな。


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「先輩、これどうやって持って帰るんですか?」



昼飯の時、田中が苦笑しながら聞いてきた。



「さぁ?毎年ごみ捨て場に捨てるからそこまでどうするかだよな。」


「え?捨てちゃうんすか?」


驚いたような顔をする田中。


「言ってなかったか?
そもそも、こんなもの食べる必要がない。」


手作りなんて、口に入れた瞬間嘔吐する自信がある。



「もったいない…俺、部の義理チョコ2つもらっただけっすよ。」


そんな風に思うものなのか?

てか、なんで俺だけ沢山もらってるんだよ…


「ならやるよ。全部。」


「えぇ!?俺こんなに食えな…「もったいないんだろ?ならやるって言ってんだよ。」

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