無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「買い物って、洗濯機？」

「そ。どれがいいか分からないから、選んでくれ」

「私も分からないんだけど…」

「深紀は、どれが欲しい？」

「欲しいの、ねぇ…」

「…おっ、これは？汚れ激落ちだってさ」

「洗面所に入らないでしょ」

「これも良さそうだな」

「…こっちにもオゾンって書いてあるよ？」

「それは小さいだろ」

「今使ってるのって、これくらいでしょ？」

「そうだけど、それだと不便になる」

「…今のが不便なの？」

「いや、ちっとも」

「じゃあ…」

「一番でかいの買うか」

「えっ、…なんで？」

「この際だから、家も買って」

「祐太？」

「やっぱ広い庭のある一軒家がいいよな。深紀はどうしたい？」

「とりあえず、分かるように話してください」

「つまり、子供には広い庭が必要だと思うんだ」

「…どこから子供が現れた」