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なんだかんだ

第3章 洗濯機

「ん~。どれがいいか、店員に話聞いてみるか」

「そうだね。…って、待て」

「ん?どうした。腹下したか」

「どういう思考回路してるのよ。そうじゃなくて、どういうこと?祐太の思考回路が理解できないんだけど」

「否定しといて、同じこと言ってるぞ」

「黙って説明してください」

「…無茶な」

「要するに、祐太と私が結婚するってこと?」

「おう」

「いつの間に?プロポーズもされてないんだけど。って言うか、それ以前に、そういう関係じゃないでしょ?」

「そうなの?似たようなもんじゃん。この間もお泊りデートもしたし」

「終電に乗り遅れたから寝るとこ貸しただけでしょっ」

「けど、ちゅーした」

「…っ!?そんなの、知らないっ」

「寝顔が可愛いから、いただきました」

「いただくなっ。馬鹿っ」

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