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~∞人の始末屋~

第10章 もう1つの事件。

ジャッキーside











髪の毛を切る
約束をしてから
ちょっと歩くと
バーが見えてきた。

バーが見えた途端に
立ち止まるアーセナル













ア「なぁ、…ジャッキー」









ジャ「ん?」











荷物重いな、
とか考えながら
振り替えると
見たことがないぐらい
不安げな顔をして立ってる。












ジャ「どうしたん」











ア「…いや、あ、の。その、」










袋を持ってない方の手で
頭をポリポリかく

言葉も詰まってるし
なんや歯切れ悪いな。
そう思いながら話の続きを待つ











ア「もしかしたらってか
ほぼ確定やねんけど
…ちょ触ってみて。」














ジャ「………」













ア「分かる? 」













ビックリしすぎて声が出ず
口をあんぐりと開ける

アーセナルのお腹を
触れば微かってか
以外と膨らんでる
次に荷物に目が行く










ア「顎、外れんちゃうか」










ジャ「外れへんわ!あえて言うなら
誰のせいで外れそうになってん
ほら貸し!そんな重たい荷物
持ったらあかんやろうが!!」










急いで荷物を奪い取り
その事はよ言わんかい!!
って怒りマークを撒き散らす









ア「ごめんって」









ジャ「いくつや?!いくつや!!」










ア「もう5、ぐらい」











ジャ「はぁ、なら大丈夫か」














取り合えず拉致される前に
出来た子みたいで安心した
もし組織の奴らや、言うたら
どないしよか思った。










…え、ちょっと待って。
じゃあアーセナルは
拉致されてた間
あんな所であんな奴らから
ずっと子供を
守り続けてたって事やんな?







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