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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第5章 ~禁断への道~


「ダメだ、お前絶対欲情するだろ、と言うかもうしてるだろ」

「わかってるんなら、どうにかして? 寂しかったよ、お兄ちゃん」

 潤んだ瞳で、そう言われると何も言えなくなるじゃないか。

「凛音、そんなことでどうする。今はいいが母さんたちが帰ってきた後、いつもの兄妹に戻れるのか?」

 覚悟は決めた。
 俺は、凛音の気持ちに応えると、だが両親を騙してでも、ふたりの前では普通の兄妹として接するつもりだ。

 バレるとヤバイとか以前に悲しませたくないと言うワガママな想い。


 

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