天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第17章 ~バレンタイン~
互いの口の中ですぐに蕩けてしまうチョコ。既になくなってしまったけど、ずっと甘いキスだった。
「甘くて美味しいね」
「もっと欲しい?」
「うん……」
深い口づけをしながらゆっくりと凜音をソファに寝かせた。
「お兄ちゃん……っ、ん」
「なんだ?」
「今度は、おあずけなしだからね」
「あぁ、凛音も美味しく食べてやる」
今年も最高のバレンタイン。
ふたりだけの秘密の思い出、糖度はかなり高めの甘い一日となった。
~Happy Valentine Fin~