テキストサイズ

天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第1章 ~お兄ちゃん~


 今こそ、冷静にならねば。
 アレはどうやら逆効果だったようだ。

 俺はどうなってもいいが、凛音に辛い想いをさせるわけにはいかない。

 凛音は、みんなに愛されるタイプの人間だ。人並み以上の幸せをきっと掴めるはず。

 わざわざ、俺と禁断に手をだして不幸になる必要のない。

 凛音は気の迷いか、本気かは知らないが、どんなに誘惑されようとこういう場合、手を出せば悪いのは俺だ。

 凛音は悪くない。
 俺が、我慢しなきゃ駄目なんだ。

 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ