天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第10章 ~久しぶりの学校~
「なら、今度の連休は?」
「悪いが連休中は無理だ」
「いつ予定が空くんだよ春樹は」
「オレにきにせず遊びに行っても構わないが?」
「それだと慎が来ないだろ」
俺が、じゃなくて、凛音がだろ。
その手に乗るか……
「はは、だって。慎之介遊んでやれよヒカルと」
「面倒くさいからいい」
「爺臭いな、慎。お前には若さが足りない! そんなんだから女性に興味を示さないんだ!」
「そんなに力説するな、恥ずかしい奴だな」
慣れてるのか御剣は嫌な顔せず、クスクスと笑っている。
「桜井くんって、やっぱり噂通り女性に興味ないんだ」