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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第12章 ~いもうと~



 とても大切な人。

 そして、大事な妹なんだ。

 しっかり抱きしめてやれるように。
 不安を笑顔でおい隠す凛音を護ってやれるように。

 俺も変わらなきゃ……


「お兄ちゃん」

「なんだ?」

「キスしたい……性的な意味で」

「なら駄目だ……」

「お兄ちゃんもその気なのに?」

「……時と場合による。今はダメなときだ。いろんな意味で…………」


 そういう雰囲気をぶち壊すのが凛音だ。

 素直で憎めないけどな────



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