天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第13章 ~ヤキモチ~
長い沈黙、凜音は膝の上で俺をジッと……見てくる。
タプタプっと腰を僅かに揺らしながら。
「こ、こら凜音」
「……っう」
凜音は口をギュッと閉じ声をこらえてる感じだ。そんな努力するなら欲情した感情を我慢しろっ。
だが、凛音のことを批判できない。
堪える凛音の姿、温水で滑らかになった肌が俺を駆り立てる。
胸板に擦りつけられる柔らかな感触は泡でヌメリその気持ちよさは言葉にできないほどだ。
薄く開かれた凛音の唇から甘い吐息が僅かに洩れる。
「……ハァ、おにい、ちゃん……」