天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第14章 ~スイートな時間~
凛音はやや焦ったように言う。
本当かどうかはわからないが、別に自慰行為は恥ずかしがることでもない。
男と女の違いなのかもしれないが。
「自分の胸を知らないからそんなことで悩むんだ。ホラ、触ってみろ見ててやるから」
「……見られるとむしろ恥ずかしんだけど」
「じゃあ、見たいから触って?」
「……それ、なんの解決にもなってないよ」
む、俺の言うことに素直に訊く凛音が頑なに拒む。よほど自分で触るのがイヤなのか。
……でも、見たい。
俺の変態魂がそう叫ぶ。