天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第15章 ~節分~
「あ、あふ……っ、もう……っ!」
凛音は白い喉元を仰け反り、ギュウっと目を瞑り高い声を部屋に響かせた。
よじっていたカラダの力が抜けてゆくのが見てわかった。
「……胸だけでいったの?」
「だ、だって、お兄ちゃんが……ソコばかり攻めるんだもん」
呼吸を乱し途切れ途切れに凛音は、やや困った風に訴える。
「好きにしていいって言ったのは凛音だろ」
「そ、そうだけど……って、違う、そうじゃなくて」
それもわかってる。
どうしようもないな俺、なんでこんなに意地悪したくなるんだろ。
可愛く淫れる凛音をみてると……つい、困らせたくなる。
それでいて愛しさが込み上げてくるから、やめられないんだ。