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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第17章 ~バレンタイン~


 凛音が俺に初めて手作りのチョコをくれたのは七歳の時だった。

 その頃は当然ながら恋愛感情とかはなく、純粋に妹が俺のためにチョコを作ってくれたのが嬉しかった。


 チョコを溶かしてマシュマロにくぐらせた簡単なモノだったけど。すごく旨かった。

 チョコは幸せの味。


 あの時から俺にとってバレンタインは特別な日になった。

 

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