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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第17章 ~バレンタイン~



 俺はニコッと微笑む凛音の頬に手を添えた。

「凛音、また口にチョコついてるぞ」

「え……?」

 俺は凛音の唇にキスをする。

「お兄ちゃん、わたしまだケーキ食べてないんだけど」

 ────そこは軽くスルーしろよ。

 凛音とキスしたかっただけなんだから。


「なら、食べさせてやるよ」


 俺は生チョコ部分を凛音の口に入れ、そのまま口づけをした。

 甘くてとろけるキス、甘いのはチョコなのか、それとも凛音なのか。


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