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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第1章 ~お兄ちゃん~


「凛音……よく訊け……やっぱりお前を抱くわけにはいかない」

「どうして? 後悔するから?」

 凛音は寂しそうな表情を見せる。

「……ああ、今日はダメだ……ゴムもないし、生でするわけにはいかないだろ?」

 いくら妹を色目で見ていたとはいえ、その一線を越えたかった訳じゃない。

 当然、女に縁のない俺にはそんな準備もあるわけがなく……


「…………それは、困ったね」

 凛音も苦笑するしかなかった……




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